ジャンル不定の日記です。

flashpluginパッケージは最新版のFlashじゃない

Linux版のFlashは更新が打ち切られたというのはどっかで見た記憶があったんだが、ニコニコ動画が再生できてたので今まで特に気にしてなかった。
ニコニコアプリがLinuxで動かないのは把握していたが、今まではLinuxだから非対応なんだと認識していた。

最近、ニコニコアプリ以外で、日本郵便の はがきデザインキット WEB版 がLinuxで機能しないことを知ったのだが、
試しにLinux版のGoogle Chromeで確認してみたら問題が生じないことに気づいて、ChromeのFlashはFirefoxのFlashと違うことを思い出し、
「Linux上のChromeで動くってことは、LinuxじゃなくてFlashの違いだね。」
「Google ChromeじゃなくてChromiumでも動くのか?」
「Firefoxでどうにかならないか?」
ってな感じで調べた。


結論から言うと、Linux上のFirefoxではがきデザインキット WEB版が利用できた。
以前は動かなかったニコニコアプリも動いた。

Firefoxでは従来からのNPAPIという仕様のプラグインが使用されるが、Chrome(Chromium)はPPAPIという仕様らしい。
Arch Linuxで普通にインストールできるflashpluginパッケージは更新が止まっていてバージョン11.2だが、Chromium用のchromium-pepper-flash(AUR)は更新されていて最新の19.0。
Firefox標準ではPPAPI仕様のchromium-pepper-flashは使用できないが、freshplayerpluginというものを入れるとFirefoxでPPAPI仕様のパッケージが利用できるようになる。

Archの場合は両方共AURとなるが、
chromium-pepper-flash
freshplayerplugin-git
の2つのパッケージを入れたらFirefoxで新しいFlashプラグインが確認できた。
古い情報だと思うが、要設定のようなことが書かれている記事を見たが、今入れたバージョンではパッケージ入れるだけで設定は不要。

FirefoxのFlashプラグインが2つになるので、古いバージョンを[無効化する]にして新しいバージョンを[実行時に確認する]にしたら、
Firefoxではがきデザインキット WEB版が機能した。
今まで動かなかったニコニコアプリを実行してみたが、問題なく動いた。


日本のLinuxでの重大な欠陥が、「年賀状印刷アプリが存在しない。」ということだと思ってるが、
日本郵便のはがきデザインキット WEB版が利用できるというのは日本のLinuxにとってものすごく重要なんじゃないだろうか。