ジャンル不定の日記です。

WindowsXPのP2Vを試みた

古いノートPCでWindowsXPの32bit版が載ってるのがあるんだが、
手持ちのDSP版は64bit版で、64bitのXPはハード屋にもソフト屋にも見捨てられてて使えないことが多いので、
古いノートPCから32bitのXPを抜き取ってVirtualboxに入れようと試みた。
ノートの方はまだかろうじて起動するのだが、サーマルエラーで起動時にBEEP音が鳴り、CPUも異常に遅くてかなり厳しい状態。

富士通のFMV3MGCL8ってノートPCで、
本来はXPのHomeエディションが付いているんだが、支給品でボリュームライセンスのProが入ってる。


まず、ノートのHDDを取り出してddでイメージ化。
#dd if=/dev/sdf of=sdf.img
HDDが古いからか結構時間かかった。
HDDはIDEとかSATAをUSB化するケーブルで繋いだ。
当然だが、デバイスをroot権限で読み込むので、出来上がるイメージはroot所有になるのでchownした。

ddした生イメージはVirtualboxで使えないようなので、VDIに変換。
$ VBoxManage convertdd sdf.img sdf.vdi --format VDI
こっちのほうが速かった。


出来上がった.vdiをハードディスクとしてVirtualvoxで起動してみたが、構成が変わっていると言われて起動できない。
メモリ容量とかMACアドレスとか実機で調べて合わせてみたが無理。

Windowsのmsinfo32というコマンドでBIOS情報が見れるとのことで試してVirtualboxに設定を試した。
VirtualboxのVMsディレクトリにある.vbox-prevファイルが設定ファイルのようで、<ExtraData>の下にある<ExtraDataItem>でBIOS情報が設定できるのだが、ファイルを直接いじっても有効にならない模様。
VBoxManage setextradata "VM名" "VBoxInternal/Devices/pcbios/0/Config/DmiBoardVendor" "FUJITSU"
みたいな感じで設定するらしい。
いくつか設定してみたが、起動しなかった。

msinfo32だと見れる情報が少ないようで、dmidecodeというコマンドを使うともっと見れる。
Arch Linuxでは公式リポジトリから入れられるコマンドだが、Windows用も存在していてググったらすぐ出てきた。
ノートPCは無線LAN非搭載で、以前使ってた無線LANカード挿してみたが機能しなかった。
メイン機で落としたdmidecodeをUSBメモリで渡そうとしたが、FATで初期化されてるぽいUSBメモりが手元になかったが、USB接続のFDDがあったんで、それで渡した。
dmidecodeの出力をファイルに保存してメイン機の方でVirtualboxの設定をいじってみたが、ダメだった。


今回は断念。
単にディスクイメージ抜くだけで何も設定せず起動するらしい情報もあるんだが、Windowsの認証突破は難しいよね。
P2V支援ツールみたいのも試してみたいが、ノートの方が無線LANでネット繋げないからめんどくさい。
暇なときに有線LANで試してみるかな。