ジャンル不定の日記です。

Alpine Linux 試した

中古で小さいネットブック買おうかと思ってるんだが、メモリが512MBになるかもしれんので小さいLinux探してて Alpine Linux を知った。

まずOrange pi R1のときに知った Tiny Core を考えてみたが、これはRAMドライブで動作するものなんで違うかなと思った。
ストレージの容量単位がMBでメモリのが容量多いときに使うもんだと思う。
でまあいろいろ調べてたが、musl+BusyBoxがベースの Alpine Linux を発見した。
muslってのはglibcの代替で小さいみたい。
といってもTiny CoreはuClibcと思うが、muslはuClibcよりは大きいみたい。
だが、 Alpine Linuxも当初はuClibcだったらしいが、uClibcはglibcと完全互換ではないのでmuslになったらしい。

というわけで、とりあえずVirtualboxでAlpine Linux試してみることにした。
VMはメモリ512MBで。

そして、インストールガイド見たら、
GUIはメモリ1.6GBにストレージ10GBが必要みたいに書いてある・・・
いきなり挫折しそうだが、そんなに必要だと思わないし、isoダウンロードしたことだし入れてみることにした。

インストールはisoでブートして、rootログイン(パスワード無し)で、
# setup-alpine
でインストーラーが起動。
選択肢が表示されるんで従って操作していくとインストールできるんでArchよりは親切ね。
だが、一回ネットワークエラーで失敗した。
ミラー選択のとこで番号ではなく [r] を入力すると最適化されるみたいに出たんでそうしたんだがそれがまずかったみたい。やりなおして [1] を選択したらできた。
あと、インストール先デバイスの選択後に "sys" "data" "none" とか選択するのが出るんだが、
sysだとインストールで、dataだとデータ領域だけ作成でisoを使って起動してストレージに保存できるような感じぽい。

再起動してstartxしてみたら・・・
X入ってなかった。
nanoも無かったんでとりあえず、
# apk search nano
# apk add nano
な感じでパッケージの検索とインストール。

# setup-xorg-base
するとXがインストールされるんだがなんかいろいろ入ってる感じだったんでxorg-serverだけ入れれば良い気がした。
が、startxしたらエラーで起動しない。

ちょっと苦戦したが、setup-xorg-baseでいろいろ入ってた感じがしたがinputデバイスが入らないみたい。
# apk search xf86-input
で探して、
# apk add xf86-input-keyboard xf86-input-mouse xf86-input-evdev xf86-input-libinput
上のを入れたら起動したが、少なくともlibinputは必須ぽい。
xf86-video-はvmwareがsetup-xorg-baseで入ってて、Virtualboxなのにvmware?
って思ったが、6.0以降のVirtualboxはグラフィックコントローラが標準でVMSVGAになるようなんだが、これはvmwareのドライバが利用できるみたい。VMSVGAでxf86-video-vesaだとエラーになる。

# Xorg -configure
するとカレントディレクトリに xorg.conf.new ができるんで、
# cp xorg.conf.new /etc/X11/xorg.conf
とコピーすると startx できるんだが、
# X -config /root/xorg.conf.new
とコピー前のファイルをconfigに指定して試せるみたい。

startxでGUI出るようになったが何も表示されない。マウスカーソルすら無い。wm入れないとそうなるんだっけ?
とりあえず再起動してXfceも入れることにした。
xfceは main リポジトリに入ってないんで /etc/apk/repositories を編集して、
#http://dl-cdn.alpinelinux.org/alpine/v3.12/community
のとこをアンコメント。
# apk update
でパッケージリストを更新して、
# apk add xfce4
でインストールして
# startxfce4


でXfce起動した。

ターミナルも入れてないから何もできないんでログアウトして、
GUI入れれることはわかったんで、他に必要そうなパッケージをsearchしてみた。
一発目に検索したfcitxで無いことが判明!
ibusはあった。
だがmozcがない・・・

日本語入力を調べてみたが、
/etc/apk/repositories の
#http://dl-cdn.alpinelinux.org/alpine/edge/testing
のとこをアンコメントしてtestingリポジトリを有効にすれば日本語入力があるみたい。
バージョンのとこが edge になってるが、これは次期バージョン用の開発版リポジトリぽい?
でsearchしてみたんだが、anthyしかないのね・・・
mozcはない。fcitxもない。

Alpine Linux は日本語入力が残念だった。
普通にArch32使うべきか・・・
でも、先日のNetSurfとかDilloがJavaScript対応になればかなり軽くできそうな気はする。

Anthyは今更な感じがするがとりあえず入力はできるし別に困らんかな。