ジャンル不定の日記です。

黒海洪水説と伝承

オカルトぽい話になるが、黒海洪水説ってのがあるらしい。
黒海洪水説ってのは元々黒海は淡水湖でボスポラス海峡が決壊して地中海から海水が流れ込んだというもの。

これで旧約聖書のノアの大洪水とかプラトンのアトランティスとか説明つくような・・・

黒海洪水説は約7000年前の様なので紀元前5000年くらい?
黒海は元々淡水湖で地中海から海水が流れ込んだというもので、科学的証拠があるらしい。

当時は海水面が今より低かったようで、ボスポラス海峡の水深は100m程度なので結構浅い。
ボスポラス海峡の決壊で黒海沿岸(今は海底)で大洪水が起きると、ノアの方舟が漂流したと言われるトルコのアララト山は黒海の右下だから漂着できる。


アトランティス大陸はミノア文明のサントリーニ島の火山噴火による沈没という説が有力じゃないかと思うが、
プラトンによるとアトランティス大陸はヘラクレスの柱の先にある大陸だと言われている。
ヘラクレスの柱と言うのは普通はジブラルタル海峡のことを指すが、この説では「ヘラクレスの柱=ダーダネルス海峡」になる。
だが、ギリシャから見てサントリーニ島はダーダネルス海峡の手前だよね。
それと、火山噴火による沈没の場合は、爆音が聞こえたり噴煙が見える範囲に生存者がいれば沈没ではなく爆発だということが記憶される可能性が高いはず。

ヘラクレスの柱をジブラルタル海峡とそのまま解釈するとアトランティスは大西洋上の大陸なわけだが、大西洋上に巨大な大陸が沈んだ形跡はない。
しかも、ヘラクレスの柱ってのはギリシャのヘラクレスがエリュテイアのゲーリュオーンを倒すために陸を割って海をつなげた場所。
国家間の争いについての伝承だと思うが、ギリシャとエリュテイアは隣接していないと争いにならないよね。
ギリシャの規模と位置が現代人の感覚だと、ジブラルタル海峡は遠すぎる。
しかも、ヘラクレスの柱ができる前は地中海が海ではなく湖だったことになっちゃうよね。

ヘラクレスの柱=ボスポラス海峡
という事だとギリシャから近いし、その先の黒海周辺で大洪水によりかなりの規模の陸が沈没するから辻褄が合う。
方角も黒海はヘラクレスの柱の先になる。
プラトンはアトランティス大陸が大陸だとは言っているが、ユーラシアから独立した島だなどとは言ってない。

というか、 ヘラクレスの柱伝説がボスポラス海峡の決壊ということだと伝説まんまだし、
エリュテイアはヘラクレスの柱ができた時に滅ぼされていると思うから、
アトランティス=エリュテイア
じゃないの?