ジャンル不定の日記です。

50年後に人口1億人をちょっと考えてみた

この前安倍ちゃんが50年後に人口1億人を維持すると言ったが、ちょっと数字見てみた。

平均初産年齢ってのは簡単に見つかるんだが、平均出産年齢ってのは見つけにくいみたい。
まあ、30歳強で31歳弱と思われるんで、簡単に30歳としておく。
約30年で1世代となるから、出生率1.4程度だと、簡単に考えると約30年毎に人口が3割減少することになるよね。

総務省統計局ってところの去年の発表値で、0歳から29歳までの女性人口を合計してみたところ、18,272,000人となった。

実際には男女の生まれる比率は男の方が多いから、出生率は2.00では人口は維持できず、維持には2.07必要だが、
簡単に男女比1:1で平均寿命も男女差無しの84歳と考える。
そうすると、出生率が2.00で安定した場合、人口は102,323,200人で安定する。


というわけで、出生率が4.00とか爆増させるのは考えないとすると、
「50年後に人口1億人を維持する」ってのは、来年度から直ちに出生率2.00付近まで回復させる位な感じかな。

ちなみに、総務省統計局のデータには将来の部分も人口推移が記載されていたんだが、
それによると50年後で人口8,000万強だった。

あと、人口が1億人前後になると現在より2,3割人口が減って、
物価変動とか考えなければその分民需が減ってGDPが減るわけだが、
民需が減る分、代わりに国にお金ばら撒いてもらわないと困るわな。