ジャンル不定の日記です。

「宇宙のステルヴィア」一挙放送見た

ニコニコ生放送で「宇宙のステルヴィア」一挙放送やってたが、見たいと思ってた作品なんでタイムシフトで見た。



「機動戦艦ナデシコ」「モーレツ宇宙海賊」と同じ監督の宇宙を舞台にした物語で、
超新星爆発によるガンマ線バーストで地球が壊滅的被害を受けた後に、189年後に訪れる事がわかっている物質(隕石群)の襲来に備えたミッションを人類の総力で数世代にわたって準備し、
全26話で、物語の前半部分はその作戦の決行に向かう部分が描かれ、
脅威を乗り越えた後に判明した、地球外知的生命体によりもたらされる脅威に立ち向かうのが後半部分となる。

「機動戦艦ナデシコ」「モーレツ宇宙海賊」と違い、ギャグがなく、かなりシリアスだが、
後半部分の地球外知的生命体による脅威も、地球人類に敵対の意思を持っていないようで、
SF作品には珍しく戦闘はほぼ無く、天体の脅威に立ち向かう作品となっている。

前半の脅威も後半の脅威も到達時期が明確にわかっている状況で、人類が対策を立てて総力で期限までに準備して立ち向かう姿を描くので、
戦闘物のSF作品と違って斬新だった。
あと、OPテーマが作品にマッチしてる感じで良かった。


当初は2期の制作が考えられていた作品のようなんだが、大人の事情で中止になったとか・・・
2期の企画再開してる雰囲気もあるような気もしないでもないが、戦闘ではなく、到来時期の見える脅威に立ち向かう作品なんで、2期は作ったとしてもどうだろうか・・・


ちなみに、この作品の超新星爆発によるガンマ線バーストだが、
ガンマ線バーストは、過去に何度もリアル地球で起きている生物大絶滅の原因の一つであるという説もあり、
現在のリアル地球もベテルギウス(オリオン座の左上の星)の爆発の影響が懸念されている・・・
ガンマ線等の電磁波は光速で襲来するので、観測できた時にはアウトとなる・・・

作品で爆発する「みずへび座ベータ星」は太陽と同じ程度の大きさなので、現在のところ爆発の危険はなく、
リアル地球では先に太陽の脅威(膨張)にさらされると言われている。
「みずへび座ベータ星」は地球にかなり近いんで、爆発したら第一波のガンマ線バーストで即絶滅と思われる。